最初に、本講座では「LEDブレスレット」の作成を行います。
現段階で、この「LEDブレスレット」が、どのようなカタチになるのかは、まだハッキリしていません。
どのようなカタチとするかの検討を進めながら、設計に入ります。
とにかく、まずはLEDを使用することは、間違いないと仮定します。
最初に「イルミネーションを使用したジュエリーは売れる!」と直感したとしましょう。
ここから「どのようにしたら製品として売れるのか」を考えます。
と同時に、PCやスマホとマイコン制御のLEDを結び付けるための回路やソフトウェアの試作設計を行います。
難しいですが、やってみましょう!
・・・
まずは、創ることが出来なければ、どうしようもないので、最初に簡単なマイコンの使用方法から習得することに致しましょう。
マイコンに、以下の2種類のタイプを使用することに致しましょう。
MSP430シリーズ(16bit マイコン TI社製)
マイコンには、いろいろな種類がございます。
しかし、どのマイコンも同じような仕組みとなっています。
このため、一種類のマイコンを使用することが出来れば、それ以外のマイコンも比較的簡単に活用することが出来るようになるのです。
最初にMSPM0シリーズのマイコンを使用してみましょう。
何故、このマイコンを使用するのかと言えば、非常に安価であるためです。
また、超小型のタイプも存在します。
超小型であれば、どのようなモノにも組み込むことが可能となります。
小さいですからネ。
チョットした隙間があれば、ここに組み込むことが可能となるはずです。
どれくらい安価なのかと言えば、一番安価なタイプで一個0.166ドル(1000個購入時)です。
お話を進めますが、一般的にマイコンには「開発キット」と呼ばれるモノがあります。
これは通常、対象マイコンを製造しているメーカーさんから供給されています。
この「開発キット」を通じて、マイコン開発を行います。
何故「開発キット」が必要なのかと言えば、マイコンにプログラムを書き込むためです。
通常、マイコンにプログラムを書き込みためは専用のプログラム書き込み機と言うモノが必要となるのです。
この「開発キット」は、この書き込み機としての機能も兼ね備えています。
その他にも、いろいろな機能があるのですが、これについては後程解説を致します。
・・・
簡単にマイコンの解説を行います。
マイコンには、いろいろな機能があります。
この中でも代表的な機能である「GPIO」と「タイマー」について最初に解説を行います。
「GPIO」と言うモノは、一種のディジタル入出力機能と考えることが出来ます。
ここで、ChatGPTさんに解説をお願いしてみます。
タイマー機能についても聞いてみましょう。
タイマー機能は少々難しいと思います。
実際に確認し、難しい部分は質問しながら先に進めてみます。
・・・
まず、マイコンとLEDを接続する必要があります。
この時、単純にマイコンとLEDを線で接続することは基本的に出来ません。
何故でしょう?
マイコンは、約3Vの電圧で動いていると仮定します。
LEDは、約2Vの電圧で動くと仮定します。
よく考えてください。
マイコンとLEDとは、動作する電圧が異なります。。。
直接つないでしまうと、この電圧の違いにより、マイコンやLEDが壊れてしまいます。
では、どうしたらよいのか?
なるほど!!
では、早速動かしてみましょう。
マイコン開発キットにはLEDがすでに接続されています。
この開発キットを、どのようにすれば動かすことが出来るのでしょうか?
ここで、開発キットと共にPCがどうしても必要となります。
プログラム開発が必要となるためです。
難しい!!
これは、難しい!!
しかし、必ず分かるように解説を致します。
ChatGPTさんの力も借りながら、必ず理解できるように致します。
お任せください。
・・・
ChatGPTさんに点滅プログラムの解説をお願いしてみます。
(今後も質問を続けます。)
ところで、ただLEDが点滅するだけでは、あまりジュエリーとしての価値がなさそうな気も致します。
何か仕掛けが必要となるはず。。。
昔のテレビで「ナイトライダー」と言うドラマ番組がありました。
ライトが右に行ったり左に行ったり・・・
何故か、カッコいいと思ってしまいました。。。
最初に、このようなLEDが右に行ったり左に行ったりする「LEDブレスレット」を作成してみようかな・・・
ここで、一度立ち止まって、このようなブレスレットが売れるか考える必要があります。
まず、どれくらいの原価で出来るのか?
簡単に考えて、以下のような項目の費用が必要となるはずです。
設計費用
製造費用
検査費用
部品代
設計費用とは何でしょうか。
これは、この名の通り「設計に必要な時間」を意味するとします。
例えば、最初に資料を調べたり、資料を作成するためには時間が必要となります。
時間の計算にも、いろいろな方法があるのですが、ここでは「資料枚数」を使用してみましょう。
何かを作るためには、設計図が必要となります。
この設計図を作成するためにも、いろいろな資料作成が必要となるのです。
もちろん「取扱説明書」が必要となる場合もあります。
これを記述するためにも時間が必要となるはず。。。
設計図を作るためには、仕様書と言う資料を作る必要があります。
仕様書にも、いろいろな種類があるのですが、これについては後で解説を致します。
まず、最終設計図を作成するために、いろいろな資料がA4サイズで10ページ必要と致しましょう。
次に、1ページ作るために必要な時間を考えます。
ここで考えなければならない事項として、1ページ作成するために必要な調査時間も入れる必要があるということです。
1ページの資料を作成するためには、4時間必要と考えてみましょう。
たった1ページ作成するのに、4時間も必要なのかと思われるでしょ・・・
よく考えてくださいよ。
マイコンの説明書は単純なタイプでも数千ページあります。
これを読む必要があるのです。
全部読む必要はありません。
必要な部分だけを読むのですが。。。
それでも、時間がかかることは容易に推測できます。
よくマイコンのことを知っているのであれば、マイコンの説明書を読む必要は特にありません。
ここはある程度知っていると仮定してみましょう。
1ページ作成するのに4時間必要と考え、10ページ作成するには何時間必要となるでしょうか?
答えは、40時間です。
ここで、問題が起きます。
人が1時間働くために必要な価格です。
ここでは、設計部門の人が1時間働くために必要な価格を4000円としてみましょう。
さて、設計に必要な費用はいくらでしょうか?
答えは、16万円です。
つまり、設計費用には16万円必要と計算できます。
ちなみに時間で計算すると良い点が多いと感じています。
社内で必要な費用と、お客さんに提示する場合を考える必要がある場合などです。
どちらの場合も同じ時間となるはずです。
ここで設計部門の人が1時間働くために必要な価格を変えるのです。
自分用とお客さん用に分けるわけです。
自分用は1時間4000円
お客さん向けには1時間6000円として考えたと致しましょう。
フリーランスとしてお仕事の場合は、自分用とお客さん用の価格は同じとなるはずです。
しかし、会社として仕事をする場合、会社としての利益を出す必要があるのです。
つまり、自分用の設計見積りは16万円
ここで会社として、お客さんに提示する価格は、、、いくらとなるでしょうか?
答えは、24万円です。
上記は設計に必要な見積りの立て方の一つの例です。
他にも、いろいろな方法があります。
チョット学習するのもいいかもしれませんね。
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ちなみに、今回の「LEDブレスレット」の場合、それほど設計費用は掛からないと思います。
この程度であれば、設計に必要な費用は無視できるかもしれません。
しかし、最初ですからキチンと計算を行ってみましょう。
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